＜＜実は弥生人。＜？ ...えーと、すまぬ反省してます＞アゴ。とか東の空に手を合わせつつ、日記。 昼の１時に起床。なにやら内省的な夢。 昨夜はＢＢＳに引きずられて４時過ぎまで起きてたのだが、それにしても寝過ぎ... 起きてすぐまたＢＢＳを見たら、あの後まだ起きてたヒトもいた模様。 本日はパンと紅茶のみ。ラビオリをユデて食うか、それとも外で何か食うか？ ちょっと考えた結果、早目に家を出てウドンなど食うことに決定。 投票は誰にも入れる気になれないので棄権。空が曇っているので海に行きたい。 海が見たいならウチの窓からだって見えるワケだが、やはり海岸まで出たい。 塩屋の海岸は釣り人だらけだし、日曜の須磨はカップルだらけだし。 山陽に乗って明石の林崎海岸まで行ってみることにしよう。 塩屋の関西信金の前で、原チャリに乗った爺さんに国道へ出る道を尋ねられる。 道案内は苦手なのじゃが何とか説明。橋のたもとまで来たら、そこで待ってる爺。 「あのー、こっち（案内したのと反対方向を指差す）からは行けまへんか？」 「えー、行けますけどちょっと（説明するのが）ややこしいので...」 一応納得して走り去ってくれたが、はたして無事に国道に出られたであろーか？ そう、山陽塩屋駅のホームからだって海はいくらでも見える。すぐそこだ。 曇りの日には空の雲の色を映して俺の好きな灰青色になる海面。 ノリ養殖のブイ。かすかに雨が降っている。 山陽電車でじりじりと西へ。垂水の下水処理場の木々も紅葉するとキレイ。 明石で特急の通過待ちをした後、西新町、林崎。いつのまにか駅前にローソン。 団地の間を通って海水浴場に向かう。すぐに海が見えた。 砂浜より一段上に並ぶ海の家やレストランの側を通過し、階段を下って砂浜に。 ちらほらと人の姿は見えるが、やはり須磨よりはずっと静かである。 シートの上にたたづむカップルの横を通って波打ち際に出る。 たくさんのカイガラが打ち上げられている。辺りにコンブの匂いが漂う。 この時期の海水はけっこうキレイ。西の方角、家島の上方に傾きかけた太陽。 ユリカモメが数羽、右から左へ視界を横切っていく（低空飛行だ）。 波にならされてコンクリートのように平らになった砂の上を歩く。 思いがけず大きめの波が来て、ブーツを洗っていった。 自然石で組まれた突堤の上に座って西の空と海を眺める。 突堤のいちばん端っこで釣りをする人。分厚い雲の群れがこちらに近づいてくる。 その雲にさえぎられた日の光が、西の方から洩れ出している。ロゼ＝ワインの色。 東側にあるわずかな雲の隙間からも、発光ダイオードのような赤色。 膝を抱えて座ったまま（寒いのだ）、顔を伏せて意識を集中する。 また顔を上げて、今度は口を空けたまま空を眺める。浜辺でタキビする人。 満ち始めた潮が、水面すれすれにある突堤の石の表面を撫で回している感触。 日の沈む色が赤に近づいてきた。 ずいぶん長い間座っていて、真剣に寒くなってきたので立ち上がる。 さっき砂浜を歩いた足跡はもう満ち潮に隠されてしまった。 サッカーボールで遊ぶ男と、その家族。どこの言葉かわからない外国語の会話。 上の道路に戻って、さらに西へ。草むらの中に林立する素朴な墓石の一群れ。 山陽の線路を北に越えて、バス停を探しながら歩く。 だめだ。どこまで歩いても巨大な工場のフェンスに遮られて北へ出られない。 日の暮れた車道を通り過ぎる選挙の広報カー。よく見るとみんなタクシーの車だ。 ようやく北行きの道路があったので右折。どこにいるのかまるで見当が付かない。 自販でポタージュスープなど買って飲んで、さらに歩いていくと商店が見えた。 西側には見覚えのある給水塔。ああ、西明石だここは。 自転車に乗ったコドモに怒られたりしつつ駅前商店街を歩く。 「うぐいす」でカツカレーとコーヒー。この店に来るのは２度目。 最初に来た時は震災の直後で、俺は自転車に乗ってここまでやってきたのだった。 うん、今見るとなかなかいい喫茶店だ。 駅周辺をうろうろした後、ＪＲで一駅戻って明石へ。 別に店屋に入ったりもせずに一回りして、「ぴっける」でまたコーヒーとBukowski。 パン買ってから帰宅。 ノドが渇いているのをそのまま２階へ上がって、またデンワと対決していました。 ２０分ほど。そーゆーわけだ。 本日聴いたＣＤ： 友部正人 "１９７６" 友部正人 "にんじん" P.J.Harvey "To Bring You My Love" Michael Franks "Abandoned Garden"