仮設古書店 | Big_Note | 塵芥堂日記

内容を隠す | 単記事選択 | 話題順一覧 | 日付順一覧 | 最近の一覧

単記事選択: #521

#521 銀座月島新橋日比谷丸ノ内神田お茶の水(11/25の分)。 / funai [971126(Wed) 22:24]
朝8時頃からウツツに過ごした後、昨日の野菜スープを暖め直して食う。
便所に行ったりフロに入ったりしてから某所を出発、昼頃に有楽町に。

銀座四丁目方面へ出て、さて天賞堂はどこかいなと思ったら目の前にあった。
狭い階段を上がって2階の模型コーナーに向かう途中、
まだ小学生だった頃「子供の科学」で見た天賞堂の広告を思い出してニヤつく。

探していたデカールはここにもなかった(ま、それほど期待はしてなかったけど)。
3階の鉄道模型コーナーでふと見上げると山陽電車のビデオが放映されていて、
こんな所でと思いつつ須磨や板宿や塩屋駅の映像を呆然と眺める。

そのままどんどん前進し、途中の「山野楽器」にも立ち寄る。
ここはカマカウクレレの日本総代理店なのじゃが、なぜか現物はなかった。
親指ピアノがあったのでちょっとコードを鳴らして楽しみ、さらに南へ。

どんどん歩けばどんどん雰囲気がイナタクなり、やがて歌舞伎座が現われた。
一幕観覧券の列に並ぶ人達を横目で見つつ南進し松竹の角で左折、
華僑会館のイカシた共同便所など見物していたら築地の本願寺まで出てきた。
そばにあったドトールに入ってジャーマンドッグとコーヒー、しばし寺を眺める。

やや紆余曲折して佃大橋を渡る。汚ならしいなりに健康そうな三毛猫2匹。
適当に歩いて月島の商店街に入り込んだが、あまりに画一的な町並にゲンナリ...
何だよこれ、もんじゃ焼きの店以外なにも無いじゃないの。

スグ飽きて裏通りへ逸脱すると、ちょうど鶴橋辺りのような見慣れた風景。
うむ、この方がずっと良い(まーわざわざ見に来るほどのもんではないけど)。
...でかい鉄骨に感動しながら勝鬨橋を渡り、開閉する部分をチェック。

いい加減バスでもつかまえてショートカットするかと思いつつも
結局そのまま銀座まで歩いて逆戻り。築地近辺の問屋街、てんでに張り出した
ビニール製の看板ノレンがギトギトに油とホコリで汚れて何とも素晴らしい光景。

盲滅法に銀座をさまよううちにヤマハの店を見つけ、ちょっと上まであがってみた。
民族楽器の揃えがなかなか、親指ピアノのキット(1800円)には食指が動く。

交殉社の通りで線路にブチ当たり、いったん有楽町に戻ろうかと思ったものの
ワケの分からん高架下商店街に引き擦られて新橋方面へ逸脱。
何とか方角を取り戻して日比谷公会堂に向かい、しばらく公園で休憩した。

130円のコーラ飲みつつベンチに座っていると雀が近寄ってくる。
まるで鳩のように無防備な雰囲気、こんなに間近で見たのは久しぶり也。
5時近くなると曇り空が遠のき、辺りの高層ビルの灯が一斉に点った。

丸の内の真ん中をどんどん歩き抜けて東京駅を右手に見つつ更に前進。
ずいぶん適当に歩いた割には見事に神田に到着、ここで尿意に襲われる。

そこら辺を右往左往した挙句さっき入ったすずらん通りの文房堂に戻って
便所のある3階まであがったら塞がっており、やむなくそこらをウロついて待つ間に
ペルー製のミニオカリナつーのを一つ買ってしまった。250円。

小便を済ませ、本題のヘンな中古楽器屋に向かった。
通りを挟んで斜向かい(ちょっと無理な表現か)にあるもう一軒、
覗いてみるとカマカやマーチンのオールドウクレレがたくさん飾ってある。
どれもこれも到底よー買わんような値段ではあるが、戦前モデルにおいて
指板の代わりにネック材に直接フレットが打たれた有様をとくと確認した。

いろいろ悩みながらすずらん通りをうろうろし、ついに意を決してキビスを返す。
こないだ見かけた3800円のオートハープ、まだ残ってたので買ってしまった。

地下鉄入口が見当たらないので面倒臭くなり、お茶の水まで歩いてJRに。
某所付近まで戻って駅の東側なぞウロウロしてからドトールでケーキとコーヒー、
さらに閉店間際の某ソバ屋で鴨セイロを食った。なかなかに美味し。

オートハープは19弦もあって調律が非常に難しい。


話題順
←前の記事 | 次の記事→

日付順
←前の記事 | 次の記事→

仮設古書店 | Big_Note | 塵芥堂日記

|a|f|b|b|s| 1.13