11時頃まで寝ていたら気温が上がってしまってごっつい寝覚めが悪い。
もぞもぞと飯を食って、大阪の家に電話。3時頃に病院に着く由伝える。
JRで新今宮へ、南海に乗り換えて富田林の金剛へ向かう。
俺は「富田林」とワープロで打つのもイヤなくらい富田林が嫌い。
いつか原爆を落としてこの世から抹殺してやろうと本気で思っている。
だから気が重い。天気は今日も良好で、電車は田舎の風景の中をどんどん走る。
金剛からさらにバスに乗って某大付属病院へ。入院患者入口がわからず迷う。
階段をどんどん登って5階。オマルをもった看護婦の人に場所を
教えてもらって親父の病室へ。教え子の学生や柳生氏が来ている。
しばらくたって母と兄も到着。世間話など。
親父、20年ぶりに口髭を落として落ち着かない由。俺は、気付かなかった。
食堂でウナ丼。給仕のおばはん愛想悪し。南河内だからしょうがないか。
7時過ぎから家族全員別室に移って医師の説明を受ける。
冠状動脈が左右とも詰まっているとは知らなかった。
発作のときに発見が遅れたせいか、それにしてもよく生きてたもんだ。
術式について細かい説明が続く。興味深く、熱心に聞く。
俺は血を貸さんといかんかと思っていたのだが、先生によると身内の血液は
かえって思わぬ合併症の原因になるらしい。寓意的だね。
19日(手術日)の早朝にまた来ることにして、いったん帰ることにする。
兄も今晩は神戸の方へ泊まるそうなので車に便乗。
夜中の1時過ぎ帰宅、すぐ風呂に入って「富田林菌」を入念に落とす。